初めまして弁護士の服部誠至です。私は交通事故事件を受け始めてから平成31年4月で22年目を迎えます。以下のとおり被害者側と加害者側(損保側)の双方の立場でこれほど多数の事件を経験してきた弁護士は非常に少ないと思います。
現在、多くの弁護士が交通事故事件を受けていますが、そのなかには交通事故事件についての基本的な知識や経験が十分ではない方が少なくないようです。弁護士となった年次をホームページで公表されていない方もおられます。弁護士としての経験が長い方でも交通事故事件の経験が浅い方は少なからずおられます。多くの弁護士が在籍している 事務所で交通事故の経験がほとんどない若い弁護士が担当になったとの理由で当事務所に相談に来られる方は少なくありません。
私は平成10年に勤務弁護士(いわゆるイソ弁)となりましたが、ボスが損保(A損保)の顧問をしていたこともあり、 当初から交通事故事案(訴訟、調停、示談)を多く経験してきました。当時から被害者側の事件も多く経験しました (もちろん加害者の保険会社がA損保ではない事件です)。弁護士になって1年後からは弁護士会の交通事故相談の担当者になり、 3年目からは示談あっせんの担当も受け持つようになりました。
私は独立後にはA損保から依頼された事件を受ける一方で、交通事故相談や紹介などを通じて被害者側から依頼された事件も多数受けてきました。さらに、偽装事故や偽装盗難を対象とした研究会にも所属し、研鑽を積んできました。
その後に別の損保からも依頼を受けるようになり、B損保からは主として偽装事故、偽装盗難の事件を、 C損保からは人身事故と物損事故を受けるようになりました。知り合いの弁護士の紹介でD損保からも受けたことがあります。
この間に医学的な争点が問題となる事件を多く経験し、平成16年ころからはその依頼が増えたこともあって、 被害者側の事件を主として受任するようになり、損保側の事件はほとんど受けなくなりました。その後も、死亡事故や医学的争点が問題となる事件を多く経験してきました。
私は公益財団法人日弁連交通事故相談センターの相談担当弁護士として、20年以上交通事故相談を担当してきました。 交通事故相談では面談相談のほか電話相談も担当し、数多くの相談案件を経験してきました。
私は日弁連交通事故相談センターが運営する交通事故示談あっ旋の担当弁護士をとしても17年以上勤めてきました。 これは示談あっ旋の申立てに対して、示談案を中立の立場で提案して、示談の成立に向けてあっ旋を行なう職務です。 もちろん、その時期に自分と受任関係のある損保の事件は受けられません。
あっ旋仲裁のためには、双方の意見に耳を傾けて、訴訟となった場合の解決基準(いわゆる青い本、赤い本、黄色い本などの著書があります) などを参照して、被害者・加害者の双方が納得できる案を提示する必要があります。私が担当した事件では概ね95%以上で示談が成立しています。
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